TMPGEnc Video Mastering Works 7 は、動画の結合や変換作業のみに適したノーマルモード、アニメーションやピクチャインピクチャなどクリエイティブな編集に適したタイムラインモードが選択可能となっており、それぞれのモードでカット編集やフィルター編集を行うことができます。またクリップの編集内容を保持したままノーマルモード、タイムラインモード間の移動も可能です。
*タイムラインモードからノーマルモードに移動する場合は、タイムラインモードのみの編集内容はリセットされます。 source movie: (CC) Blender Foundation | mango.blender.org
最新且つ多彩な入出力フォーマットに対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 は、 MPEG-1/2 はもちろん、H.265/HEVC、H.264/AVC、AVI、WMVなどのファイルから WebM や Ogg などに至るまで、多様化する最新フォーマットの入出力にあらかじめ対応していますので、事前にコーデック等をインストールする必要はほとんどありません。また出力では、通常のH.264/AVC向け出力設定の他、Blu-ray (BDMV/BDAV)、AVCHD、iPhoneなどのモバイル機器向けの出力テンプレートを搭載しています。規格に合わせたパラメータ設定を行う必要なく、テンプレートを選択するだけでそれぞれのターゲットに準じた出力を行うことができます。またDVD/Blu-rayやAVCHD、TSファイルなどからの読み込みでは、サムネイル/プレビュー付きのタイトル一覧からも選択することができますので、編集したいファイルを簡単に見つけることができます。
※ TMPGEnc Video Mastering Works 7 には、Blu-ray、AVCHD、DVD のオーサリング機能は搭載していません。オーサリングには別途 TMPGEnc Authoring Works 6 などのソフトウェアが必要です。
最大 8K 出力に対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、H.264/AVC、H.265/HEVC、VP9 フォーマットで最大 8K 解像度(8192x4352) の出力に対応し、今後更に加速する 8K 環境への編集ソリューションを誰にでも簡単に扱える形で提供いたします。
最高品質のエンコーダーを搭載
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、最も利用頻度の高い MPEG-2、H.264/AVC、H.265/HEVC そして AAC には最高のエンコードエンジンを採用することで、高い品質と確かな満足をユーザーにもたらします。
キヤノン社 CINEMA EOS シリーズに採用されるフォーマット "Cinema RAW Light" の読み込みに対応しました。ファイル内のメタデータを参照し、自動で Gamut/Log も適用されるため、事前の設定不要で RAW 現像された映像の編集を即時開始することができます。
Apple ProRes 映像ストリームの入力に対応
従来製品では QuickTime を経由してのみ入力可能だった Apple ProRes 映像ストリームの直接読み込みに対応しました。Apple Inc.社の Final Cut Pro など他の編集アプリケーションで出力された Apple ProRes Codec ファイルを TMPGEnc Video Mastering Works 7 のエンコードフローにシームレスに取り込むことができます。もちろん Apple ProRes 4444 のハイダイナミックレンジソースにも対応しています。
H.265/HEVC 4:2:2 10bit 入出力に対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では "H.265/HEVC" の 4:2:2、10ビット (Main 4:2:2 10) プロファイルを新たにサポート。出力サイズは 最大 8K をサポートし、HDR 出力を踏まえた高いビット精度での出力が可能となっています。
アルファチャンネル、12ビット色空間をサポートする GoPro Cineform® ビデオコーデックを AVI 出力において標準でサポート。通常のファイル出力以外でも、高ビット深度の色空間映像を扱う際の中間コーデックとしての利用が期待できます。また TMPGEnc Video Mastering Works 7 では プロキシファイルのフォーマットとしても選択することが可能となっています。
アニメーション GIF / PNG 出力対応
プラットフォームに依存せず軽量な再生が可能なアニメーション GIF の出力に新たに対応。TMPGEnc Video Mastering Works 7 なら、お手持ちの映像や画像を簡単にアニメーション GIF ファイルに変換することができます。また今後普及が期待される、アルファ(透過)に対応したアニメーション PNG の出力にも対応。ターゲットに合わせたフォーマットの選択も可能となっています。
高ビットあるいは広色域な編集を行う場合、入力されたソースファイルの色空間が異なっていると、編集中のカラーと最終的な出力カラーが異なってしまう場合があります。TMPGEnc Video Mastering Works 7 で追加されたカラーマネジメント機能で編集作業中における色空間をあらかじめ設定することで、出力結果とのカラー齟齬を極力低減することができます。有効/無効はワンクリックで切り替え可能です。
LUT (Lookup Table) の適用に対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では LUT (Lookup Table) の適用が可能となりました。入力されたクリップのカラープロファイル、作業用色空間、色調補正フィルターにそれぞれ適用が可能となっていますので、カラーグレーディングや出力カラーの統一など様々な用途でご利用いただけます。
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TMPGEnc Video Mastering Works 7 の HDR 出力設定では、ターゲット(マスター)モニターの色差座標、最大、最小輝度、MaxCLL、MaxFALL のメタデータ出力に対応しています。ターゲットモニターを現在のモニターで設定する場合、情報はワンクリックで取得することが可能となっています。
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、任意のテキストを追加するだけで自動でQR コードクリップを生成することができます。任意のWEBサイトへの案内や、映像の情報の記録など多様な用途にご利用いただけます。QRコードは、字幕としても追加可能です。
入力後にも対応 タイトル/マルチストリーム解析機能
Blu-ray、AVCHDなどのファイルは、入力時に解析を行い、構成するタイトルクリップを事前に選択することができます。MPEG-2 TSやMXFファイルなどにおいては、マルチ編成映像ファイル(映像・音声などが複数存在しているストリーム) や映像の途中で解像度が変更されたファイルなどを可能な限り詳細に解析し表示/選択が可能となっています。TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、解析せずに入力されたファイルも、事後に解析を行うことが可能となりました。
TMPGEnc Video Mastering Works 7 に用意される ノーマルモード は、よりシンプルなインターフェースで構成され、上から下へ任意のクリップを並べるだけで簡単に連結した映像を作成することが可能です。各機能ボタンからカット編集や、フィルター編集、トランジション編集などの個別の編集画面に変遷しますので、知識不要で簡単に編集を行っていただくことができます。
出力クリップの選択に対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 のノーマルモードでは、出力するクリップをいつでも任意に切り替えることが可能となりました。これにより、一つのプロジェクトを作成するだけで、様々なパターンでの出力、例えば クリップAとクリップBで出力、クリップAとクリップCで出力といったことが可能となっています。
映像をカットするという非常にシンプルな編集も、正確な位置を表示し、そして正しい位置を正確にカットすることが出来なければ、すべてが無駄になってしまいます。TMPGEnc Video Mastering Works 7 のコアであるカット編集画面は、従来バージョンから更に進化。現在までに培われた技術と経験に裏打ちされた確かな結果をユーザーにもたらします。8K時代を踏まえ、内部処理を一から見直すことで新たな進化を遂げた編集画面を是非実感してください。
取り残し無し。 "1 フレーム編集"
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、動画の最小単位である"1フレーム"で映像をカットすることができます。GOPと呼ばれる一定のグループ単位でカットする製品と違い、不要な部分を"完全"に削除あるいは抽出することができますので、出力された動画に不要なゴミやCMが残る事はありません。
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範囲設定と同時に瞬時にカット クイックカット機能
従来の TMPGEnc Video Mastering Works シリーズ のカットは、「開始点」と「終了点」を設定し、「カットボタン」でカットする手順となっていました。しかしながら、「終了点(あるいは開始点)」を設定した後に、カットが確定しているのであれば、「カットボタン」をクリックする行為自体が無駄であるということに着目しました。本バージョンでは、[CTRL] キーが押されている状態であれば、「終了点(開始点)」設定ボタンのクリックと同時に設定範囲をカットする、"クイックカット" 機能を搭載しています。
現在のフレーム情報をリアルタイムに表示
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、プレビューパネル上への現在フレーム位置/時間情報の表示が可能となっています。また現在のフレーム構造情報(I P Bフレーム)もリアルタイムで表示がされますので、カット範囲の確認に利用することができます。
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不要な範囲を一括カット可能
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、開始点、終了点を指定してのカットだけで無く、分割点を利用した一括カットも可能です。この機能を利用した場合、最大で100箇所の一括カットを行うことができます。
* カット編集画面のみ
8K時代に対応する 自由なプレビューコントロール
TMPGEnc Video Mastering Works 7 のプレビューパネルは、自由にマウスドラッグで移動可能。また、拡大縮小もマウスコントロールで"再生しながら”行うことが可能ですので、細かい範囲の確認も自由自在に行うことができます。
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プレイヤーコントローラーの分離に対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、プレイヤーコントローラーパネルの分離に対応し、自由な位置に移動可能となりました。編集する映像ソースや、編集環境に合わせた位置でプレビューの再生コントロールが可能です。
* 本機能はすべてのプレイヤーコントローラーで利用可能です。
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プレイヤーコントロールボタン表示変更に対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、プレイヤーコントローラーに表示されるボタンおよび順序を自由に設定可能となり、よりストレスの無い編集を可能としています。また、任意に時間/フレームを設定可能なジャンプボタンも新規に追加可能となっています。
* 本機能はすべてのプレイヤーコントローラーに適用されます。
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"NVDEC/CUDA™" "IntelR Media SDK(QSV)" "AMD Media SDK"のハードウェアデコードに対応
デコード処理においてNVIDIA社の提供する技術NVDEC、インテル社の提供する Intel® Media SDK(Quick Sync Video)、AMD社が提供する技術AMD Media SDK をサポート。GPUの強力な支援を受けたデコード処理が可能となります。いずれも対応したハードウェア環境においては、MPEG-2 や H.265/HEVC のデコード支援にも対応しています。また、NVIDIA社のグラフィックカード環境では、フィルター処理において GPU (グラフィックボードのCPU) のマルチコア並列処理を利用して複雑な計算問題を瞬時に解決する技術、CUDA™の利用が可能です。様々な処理をマルチの要素に分割し並列化させることで、GPU の膨大な処理能力を利用し、有利にプログラムを実行することができます。
TMPGEnc Video Mastering Works 7 に搭載されるフィルター群は、ノイズ除去や色調補正など画質を調整するものから、 字幕、モザイク、ビンテージフィルムなど、クリエイティブな映像作成向けのものまで数多く搭載され、多種多様な組み合わせで効果が適用可能です。もちろん映像だけで無く、音声用のフィルターも用意されています。用意されるフィルターはどれも複雑な操作が不要ですので、簡単にオリジナルな映像を作成することができます。
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TMPGEnc Video Mastering Works 7 に新たに実装された"フレーム補間"フィルターは、任意の倍率でフレーム数を増加させ、オリジナルの映像には存在しない中間フレームを、動き予測結果から生成し、なめらかな映像再生を実現します。速度変更と組み合わせることで、ハイスピードカメラで撮影されたようなスロー映像も実現可能です。
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、直列にクリップを並べていく (ノーマルノード) に加え、タイムラインレイヤーを利用した編集が可能となっています。ピクチャインピクチャや、アニメーション効果などノーマルモードでは表現できないクリエイティブな映像作成を行うことができます。"7" では更に多くの新機能が更に追加され、より高度な編集が可能となっています。
"7" で追加、強化された機能の一部
プレビューで簡単にピクチャインピクチャを実現 クロップモードを新たに搭載
TMPGEnc Video Mastering Works 7 のタイムライン編集では、映像クリップやテロップなどの配置やサイズ変更をプレビュー上で行うことができますので、誰でも簡単にピクチャインピクチャ映像を作成することができます。また新たに搭載されたクロップモードを利用することで、プレビュー上で映像を自由に切り取り、配置することが可能となっています。
変形を使ったアニメーションの他、TMPGEnc Video Mastering Works 7 ではアニメーションテロップ機能を新搭載しています。100種類以上用意されたテンプレートからお好みのアニメーションを選択するだけで、ワンランク上の映像表現を簡単に加えることができます。文字単位や単語単位の表示やランダム表示など詳細な設定も行うことができます。
搭載されるテンプレートの一例
カラオケワイプ機能を新たに搭載
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、通常のテロップ機能の他、流れる文字列に時間軸に合わせて文字装飾を変更できるカラオケワイプ機能が追加されました。時間軸に合わせてキーポイントの角度を変更するだけなので、短時間であなただけのカラオケムービーが完成します。カラオケだけでなく、台詞やナレーションなどにもご利用いただけます。
タイムリマップ機能
キーポイントを移動するだけで、クリップの早送り、スロー、逆回転、停止を自在に操ることができます。TMPGEnc Video Mastering Works 7 では "映像補間" オプションが追加され、よりスムーズな再生を実現しています。
ソースモニター機能を搭載
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、クリップのオリジナルの状態が確認できるソースモニターを搭載しました。編集結果をメインモニターで視聴しつつ、オリジナルの状態をチェックできます。HDR編集や色調補正、クロマキー編集など、合成要素が多い場合の利便性を向上することができます。
TMPGEnc Video Mastering Works 7では、ビットレート設定にオートモードを搭載していますので、クリップやタイムライン設定に応じたビットレートが自動設定されます。特に初心者には難しいビットレート設定を自動化することで、多くの場合設定不要で出力を行うことを可能としています。また出力メディアや目標出力サイズからもビットレートを設定することができます。
アスペクト比手動設定に対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では、アスペクト比の設定を任意の値で設定可能となりました。これにより、リストに存在しないアスペクト比でも自由に設定が可能となっています。 * ピクセルアスペクト比のみ対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 では以下を含め更に多くの機能を搭載しています。是非体験版でその機能を体感してください。
TMPGEnc Smart Tap Controller に対応
TMPGEnc Video Mastering Works 7 のカット編集操作を iPhone/iPad 上からコントロールできる編集補助コントローラー「TMPGEnc Smart Tap Controller」に対応。キーボードとの組み合わせ、あるいはマウスとの組み合わせなど、自由な発想でのユーザー操作の選択幅を広げ、スマートな編集を実現します。
搭載される "バッチエンコードツール" に複数のプロジェクトを事前登録しておくことにより、出力処理を連続で行うことが可能です。特に高解像度の映像や再エンコード範囲の多いプロジェクトを出力する際は、多くの時間を必要とすることがあります。またパソコンのスペックが高く無い場合は、他の作業に影響することもあります。そのような場合にはバッチ機能を使用することで、夜中や不在時に一気に書き出し作業を行うことができます。 TMPGEnc Video Mastering Works 7 ではプロキシファイル作成にも対応しています。